名古屋港水族館観察日記

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オーストラリアハイギョ

★オーストラリア東部の川や湖
★貝類、小魚、水生無脊椎動物などの動物質を中心に食べる
★最大で全長150cm 通常は100cm程度
★寿命は60~100年ほど
南館・オーストラリアの水辺にて展示








ハイギョがシーラカンスと並んで起源が古い魚だと聞いて驚いた方は私だけではないはず。シーラカンスは生きた化石だとか言って比較的有名ですが、ハイギョはそうでもないですよね。さほど珍しくないものだからでしょうか。それでも最近はワシントン条約に保護されている貴重な魚で、その体の構造から私たちヒトの祖先が肺魚類なのではないかという説も有力だそうです。思ったよりもなんだか謎で不思議なネタをいろいろと持っている魚のようで、名古屋港水族館ではこのぬぼーっとした風貌をまじまじと眺めてしまいました(笑)



ハイギョは漢字で書くと肺魚。その名の通り肺を持つ魚で、呼吸の大半を肺呼吸に頼ります。そのため水面が覆われている状態では息が吸えなくて死んでしまいます。また、体が浸っている程度の少ない水しかない状態でも頭を水面に出すことができなくて溺れてしまいます。そのため大抵は水深3m~10mほどの深さのある川や湖に住み、大抵はその水底で丸太のようにじっとしています。名古屋港水族館のオーストラリアハイギョも薄暗い水槽の底の方にじーっとしており、あまり動くことはありません。手前にいた大きな1匹などは近くに寄ってみるまで本当に丸太のように見えました。



今日世界中では6種類のハイギョが知られており、オーストラリアにいるのはこの一種だけです。ハイギョは大昔に地球上で大繁栄した動物の1つで、たくさんの化石があちこちから見つかっています。かつては海水にもその仲間がいたようですが、現存しているのは淡水性の仲間のみです。彼らの成長スピードはとてもゆっくりで、通常であれば6cm成長するのに6ヶ月かかるそうで、さらに12cmに達するのには2年もかかるとか。そして完全に大人になり繁殖できるようになるまでにはオスで17年、メスで22年もかかるのだそうです。



普段ものんびり屋さんですが、成長もとてもゆっくりなハイギョ。その寿命もとても長くて、アメリカにあるシェッド水族館で飼われているオーストラリアハイギョはなんと80歳を超えているのだそうです。魚でそんなにも長生きするものがいることにとても驚きますね。こちらのオーストラリアハイギョは現在人間に飼われている魚の中では最も長生きしているものだと言われています。名古屋港水族館のオーストラリアハイギョたちも元気に長生きしてもらいたいものですね。




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