名古屋港水族館観察日記

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ハナガサクラゲ

hanagasakurage1.jpg★本州中部から九州沿岸のやや深い海
★小魚を食べる
★傘の大きさは直径10~15cm
★南館・日本の海にて展示










ハナガサクラゲは黒潮水槽の向かって左手にあるトンネル水槽をくぐった左側にあります。ここではハナガサクラゲ以外のいろいろなクラゲを見ることができて面白いですよ。ハナガサクラゲは漢字で書くと「花笠水母」。なんだか優美な感じがします。このクラゲを美しく感じるのは外国人でも同じらしく、種小名のformosaはラテン語で「美しい」という意味なのだそうです。



ハナガサクラゲはブラジルやアルゼンチンにも生息しています。傘の内側に見える橙色の十文字型のものは生殖腺です。傘の外側にある黒っぽい縞模様は触手、黄緑やピンクの蛍光色は傘の表面から生えている触手の先端の色です。この蛍光色がとても目立ってきれいですよね。こんな姿でふわふわと踊ったらどんなにきれいかと思いますが、このクラゲが泳ぐのは夜間や明け方。なかなか水族館ではお目にかかれません。その泳ぎ方は傘の縁から触手を伸ばしてふわふわとといった具合で、その様子はまるで「花笠音頭」のようなのだそうです。名前の由来そのままですね。



基本的に海底にいるクラゲなので海上からその姿を見ることはまずできません。しかも飼育下ではエサの魚を自分で食べないのだそう。そのためエサのときには水槽から一旦揚げてひっくり返して口へエサを押しこんで与えるという手間のかかり具合。確かに名古屋港水族館で見たものも水槽の下にのべーっとヘタリ込んでいました。底引き網にかかったものが水族館に持ち込まれることがよくあるのだそうです。



とても綺麗なクラゲではありますが、「綺麗な花には毒がある」の通り、このクラゲも毒を持ちます。その触手に毒を持ち、それによって小魚を捕らえて丸のみしてしまいます。人が激痛を感じるほどの毒ですが、人での死亡例はこれまでにありません。




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