名古屋港水族館観察日記

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サカサクラゲ

sakasakurage1.jpg★熱帯性。日本では鹿児島より南の海に生息
★体内に共生する褐虫藻から栄養を得るとともに、プランクトンを捕食
★全長10から15センチ
★寿命
★南館・日本の海にて展示








サカサクラゲ。いつみても水槽のそこにべたーっとのびているクラゲです。最初見たときは死んでいるのかと思いました(笑)その名の通り、大抵は逆さまに水底に沈んでいます。時々は泳ぐことがあり、うまく着地できないと逆さまになっていないこともあるのだとか。その傘は平らで縁に触手がありません。いつも底に沈んでいるので見たことはないのですが、傘の真ん中は少し窪んだ形をしているのだそうです。



クラゲの仲間には毒を持つものも多く、このサカサクラゲも例外ではありません。が、その刺胞毒は強くないようで手の上に乗せても痛くも痒くもないのだそうです。人間にはたいしたことのないその毒も他のクラゲには効き目があるようで、ミズクラゲやタコクラゲと一緒の水槽に入れるとどちらもサカサクラゲの毒でやられてしまいます。またサカサクラゲは粘液状の毒も出すようで、水槽の容積に対する個体数が多いとサカサクラゲ同士の混泳でも自身の毒でやられてしまうことがあるとか。



サカサクラゲの体の中には光合成を行なう褐虫藻が共生しています。いつも逆さまでいるのはこの褐虫藻が光合成をしやすいようにするためだとか。この褐虫藻のおかげで明るい場所では餌の必要はほとんどありません。また、サカサクラゲの傘には粘液を出す器官があり、その粘液は浮遊物を固めて沈殿させる作用があります。つまり海水を浄化する作用があるのです。鹿児島の桜島の噴火で火山灰だらけになってしまった海をきれいに浄化しているのはこのクラゲだそうで、驚きです。海底でのほほんとしているだけでなく、海をきれいにするためにしっかり働いているのですね。



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