名古屋港水族館観察日記

タマカイ


tamakai1.jpg★インド洋から太平洋にかけての海域のうち、ペルシア湾を除く海域のサンゴ礁に住む
★肉食性。小さなサメや海ガメの子どもも食べる
★体長は2.7m、体重は400kgほどにまで成長
南館・赤道の海水中トンネル水槽にて展示








タマカイはオーストラリア・クイーンズランド州の海を象徴する魚です。たいていは浅い海で生活することが多く、オセアニアの一部の地域では、「ダイバーを丸飲みにしてしまう」として恐れられています。しかしこれは迷信に近いもののようで、実際にタマカイが人を襲ったという正確な記録は残されていません。



その大きさゆえにあちこちの水族館ではよく見られる人気者です。名古屋港水族館では3匹が飼育されています。週に3回エサを与えられており、そのときの吸引力はものすごいのだそうです。エサは飼育員の方が潜水して与えるそうで、エサと勘違いして手を吸い込まれてしまったこともあるとか。「ダイバー丸飲み」と言われるだけのことはありますね。野生のものは刺あるロブスターも丸飲みしてしまうくらいですので、彼らには人間の手なんてなんてことないのでしょう。



タマカイはスズキ目ハタ科に属する最大の魚で、熱帯地方では食用にもされる地域もあるそう。そのような地域では乱獲の影響でかなり数が減っておりレッドデータブックにも登録される稀少種となっています。



日本の海域では見かけられることも少ないタマカイ。以前体長2.3メートル、重さ208キロという巨大な魚が高知県室戸市の室戸岬沖で取れたことがありました。このときの新聞記事によると、口はバスケットボールが入るほど大きく、鱗の大きさは500円玉くらいだったそうです。このサイズですと鍋にすると600人分くらいの量になるそうですが、大きすぎて想像の域を超えますね。名古屋港水族館のものはそこまで巨大ではなかったですが、これからもっと成長していくかと思うと楽しみでもあります。





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