名古屋港水族館観察日記

ジェンツーペンギン

★南極周辺の海域に生息
★体長75cm 体重4~6kg
★主にオキアミを食べる
南館・南極の海ペンギン水槽にて展示



日本では「オンジュンペンギン」と呼ばれることもあるジェンツーペンギンは、18種類いるペンギンの中で最も好奇心が強くて活発なペンギンです。体の大きさはエンペラーペンギン・キングペンギンについで3番目に大きいペンギンです。

「オンジュンペンギン」と呼ばれることになった由来は、その温順な性格からだと言われいます。「ジェンツーペンギン」の名の由来ははっきりしたことがわかっていません。



アデリーペンギン属には、アデリーペンギンヒゲペンギン・ジェンツーペンギンの三種がいますが、その中でジェンツーペンギンは最も暖かいところに住んでいます。イギリスのエディンバラ動物園では一年中屋外の施設で飼われています。



ジェンツーペンギンの特徴は、目と目を結ぶ白いライン。まるで白いヘアバンドのように見えます。オレンジ色のくちばしも色鮮やかでなかなかおしゃれな感じです。泳ぐ速度は36km/hほどで、最も速く泳ぐペンギンとも言われています。名古屋港水族館ではペンギンたちの泳ぐ様子も観察できますので、ぜひその華麗なスイムスタイルを観てみてくださいね。



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ヒゲペンギン

★南極半島の先端に生息
★体長75cm 体重4kg
★オキアミや小魚などを食べる
南館・南極の海ペンギン水槽にて展示


ヒゲペンギンを見てまず気になるのは、名前の由来ともなったアゴヒゲ。アゴヒゲというよりも首輪のようにも見え、帽子かなんかのアゴ紐のようにも見えます。
やはりこの、のどから後頭部にかけての黒いラインが気になるのは万国共通のようで、英語ではチンストラップペンギン(アゴ紐ペンギン)、スペイン語では首輪ペンギンと呼ばれるのだそうです。



ヒゲペンギンの主な繁殖地は南極半島の先端です。この場所ではアデリーペンギンジェンツーペンギンが住んでいます。ペンギンの中でも一番の生息数なのがこのヒゲペンギンで、繁殖するつがいが約750万組もいるのだそうです。



同じ海域にアデリーペンギンジェンツーペンギンが住んでいるだなんて、ケンカになりそうな気がしますね。ヒゲペンギンの鳴き声はギャーギャーとうるさく、いかにもケンカをしそうな雰囲気ではあるのですが、近くに他の種類のペンギンが巣を作っても邪魔をすることはありません。エサも取りに出かける時間帯やエサの種類、エサを追いかける海の深度などが少しずつずれているので、3種類のペンギンたちはうまく共存をしているのだそうです。


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ペンギンの住むところ

CIMG0974.jpg











ペンギンって何種類くらいいるのでしょうか?


エンペラーペンギン
・キングペンギン
アデリーペンギン
・ヒゲペンギン
・ジェンツーペンギン
・マカロニペンギン
・ロイヤルペンギン
・イワトビペンギン
・フィヨルドランドペンギン
・スネアーズペンギン
・シュレーターペンギン
・キガシラペンギン
・コガタペンギン
・ハネジロペンギン
・フンボルトペンギン
・マゼランペンギン
・ケープペンギン
・ガラパゴスペンギン


地球上では現在18種類のペンギンがいます。



この中で一番大きなものはエンペラーペンギンで、
体長は100cm-130cm、体重は20kg-45kg。
小学校低学年の子ども位の体格ですね。



また、一番小さなペンギンはコガタペンギンで、
体長40cm、体重1kg。
エンペラーペンギンとは大きな差がありますね。



このペンギンたちの住んでいるところはどこなのでしょう?
みんな南極だと思っていませんか?
ところがどっこい、ペンギンたちが生活するのは南半球のみには限られていますが
南極だけではなく赤道直下の熱帯にまで及ぶのです。



赤道直下の熱帯に生息するガラパゴスペンギンやニュージーランドのコガタペンギンと、
南極近くの寒い地域に住むペンギンたち。
同じペンギンではありますが、それぞれの生活の場に応じた体の作りになっています。



一番わかりやすいのがフリッパー。翼の部分です。
暖かい地域に住むペンギンのフリッパーはたいてい体に大して大きくなっています。
これは体の熱を放出しやすくするため。
それに対し、
エンペラーペンギンのような寒い地域に住むペンギンは
フリッパーが小さめになっています。



名古屋港水族館では
エンペラーペンギン
アデリーペンギン
・ジェンツーペンギン
・ヒゲペンギン
の4種類のペンギンが生活しています。



どれも南極に近いところで生活をしているペンギンですが、
その中でもエンペラーペンギン
最も寒い場所で生活をしてます。
その大きな体は寒さから身を守るためだとも言えるのですね。



また、
エンペラーペンギンの足首をよく見てみてください。
他のアデリーペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギンとくらべると
その足首はすっぽりと羽毛で覆われているのもわかるはずです。
これも寒さから身を守るためのものなのですね。



動きを見ているだけでもかわいいペンギンたちですが、
もう少しその体つきなどにも注意を払うと、おもしろく観察できますよ。







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エンペラーペンギン

CIMG0974.jpg★南極大陸の周辺に生息
★体長は100cm-130cm、体重は20kg-45kg
★肉食性で、魚類、イカ、オキアミなどを食べる
南館・南極の海コーナーペンギン水槽にて展示










「皇帝」を意味するエンペラー、その名の通り世界で一番大きなペンギンがエンペラーペンギンです。


コウテイペンギンとも呼ばれます。
写真や画像からはわかりにくいかもしれませんが、とても大きなペンギンです。
体も大きいからその潜水能力も鳥の仲間でトップを誇り、水深500m以上の深さに20分以上潜ると言われています。
シャチやヒョウアザラシが彼らの天敵。
外見の特徴は耳の部分や胸の上部分の黄色い模様です。
全体がモノトーンでその部分だけきれいな黄色をしているので、なかなかのおしゃれさんに見えます。
外見はキングペンギン(オウサマペンギン)に似ていますが、キングペンギンは体長95cmほどと小型です。



ペンギンの仲間の中では最も寒い場所で生活しているのがこのエンペラーペンギンです。
その生態の様子は「皇帝ペンギン」という映画にもなりましたが、とてもとても過酷な環境でしっかりと生きている様子は非常に感動的でした。
ペンギンの仲間は南極に住んでいると思われがちですが、実際に南極で暮らしているのはエンペラーペンギンとアデリーペンギンのみです。



エンペラーペンギンの子育ては、南極大陸の周りにできた厚い氷の上で行われます。
エンペラーペンギンのメスは卵を産むとそれをオスに預けて長い旅に出かけます。
産卵によって疲労したメスは海へエサを取りに行くのです。
海まではおよそ50km~100kmほど。メスが戻ってくるまでオスは絶食のまま卵を抱き続けます。
卵は約60日で孵ります。



クレイアニメのキャラクターで人気の「ピングー」はこのエンペラーペンギンをモデルとしています。
このコウテイペンギン、日本で見られるのはここ名古屋港水族館と南紀白浜アドベンチャーワールドのみ。
名古屋港水族館のコウテイペンギン6匹はもともとアドベンチャーワールドの出身です。
感染症などの危険を分散させるために南極専門の施設をもつ名古屋港水族館に引き取られてきました。
ふるさとのアドベンチャーワールドでは繁殖にも成功しているので、ぜひ名古屋でもかわいい赤ちゃんを見てみたいものです。



ペンギン情報コーナーではエンペラーペンギンの実物大模型に触ることができますよ






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ペンギン水槽

名古屋港水族館の南館・南極の海コーナーの奥にペンギン水槽があります。南極大陸の描かれた床からスロープまたは階段で上に上がります。大抵たくさんの人だかりがしている薄暗がりの場所がそうです。
こちらのペンギン水槽では主に南極大陸とその周辺の寒い地域に住む
エンペラーペンギン
アデリーペンギン
ヒゲペンギン
ジェンツーペンギン
の4種のペンギンたちが暮らしています。




CIMG0973.jpgペンギン水槽が薄暗いのはペンギンの生理が光にとても影響を受けるからだそう。
光はペンギンの繁殖や羽毛の生え変わりにとても大きな影響を及ぼすのだそうです。
ここ日本は北半球にあるので、ペンギンたちの暮らす南極周辺とは季節が逆。
そのため水槽の中の季節は彼らのふるさとと同じように調整されています。
私たちが夏ならば水槽内は冬。私たちが冬ならば水槽内は夏となっているというわけです。
それでも季節を感じさせるのは光だけで、水槽の中の温度は-2℃、水温は6℃に保たれてます。

また、人工雪も降るように作られており、雪を浴びながらぽよーんと立っているペンギンたちを見ることもできますよ。


こちらのペンギン水槽の手前は大きなプールとなっています。地上でのポテポテとした歩き姿と比べて、水中のペンギンたちはとても素早く、格好良く見えます。空中を飛び回る代わりに彼らは水中を飛ぶように泳ぎ回るのですね。

水槽と反対側の壁際にはベンチも設けてあるので、のんびりとペンギンたちを眺めつつ長居するのもいいかもしれません。カップル率も高いですが、子どもにも大人気のペンギンたちなので、騒がしさを納得済でまったりするならいい場所かもしれませんね。


名古屋港水族館では毎年ペンギンたちの繁殖にも成功しています。シーズンには水槽上のモニターでかわいい赤ちゃんの様子を見ることもできますよ。


また、ペンギン水槽の奥にはペンギン情報コーナーがあり、ペンギンの人工育雛の様子や実物大のペンギンの模型などもあります。



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